特攻の藤原 [読了]
特攻と書いて「ぶっこみ」と読む・・・と言うのは昨年コミック担当から得た知識ですが(ヤンキー漫画では重要語句らしい)、そんなことを思い出してしまうぐらいバイオレンスに満ち溢れている内容でした。
パシリを半殺しにする、タイマンを公の場で張る、若後家をレイプ、有力政治家である親にわびを入れてもらう~という青年貴族達の生態はなんか「池袋VS渋谷大戦争」みたいです。ちょっと前だとあれですか、IWGPか?
多少誇張されているきらいも無きにしもあらずですが、元ネタはひねくれインテリ実資の日記「小右記」なので、信憑性はかなり高いらしい。
平安時代というのはそのダブルスタンダードが非常に面白い時代です。文化が爛熟していて、物事には必ずや裏がある。「あさきゆめみし」だけが平安時代ではないのです。
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