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最近見た映画 その2 ヒストリー・オブ・バイオレンス [本以外の話]

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 http://www.hov.jp/
田舎町でごく普通に暮らすお父さんには何か壮絶なる過去があるらしい・・・。
という話で、いったんは全てを清算できたと思いきや、お父さんの過去にまつわる亡霊どもは本人や家族の意思を無視して真綿で首を絞めるように彼らを追い詰めてきます。家族は事実を受け入れることができるのか、再び夫婦・親子として再出発することが可能なのか?ラストはかなり曖昧に終わるので、非常に後味悪いというか不完全燃焼な気分にさせるのですが、現実問題として自分にこんなバイオレンスな出来事が起きたらどう対応するだろう?なんか、「なかったこと」にしてしまいそうな気がします。(それは間違っているとは思うのだけど)過去というのは隠せば隠すほど一番まずいタイミングで露見してしまいがち(まあ、筋立てとしてはそれが一番劇的で効果があるんだけど)という教訓なのでしょうか??

※公式サイトの宣伝文には「それを知った妻の疑惑・・?」みたいなサスペンス・ロマンの香りがプンプンですが、それを信じて観にいったら偉いことになります。とにかく銃創は酷いですよ。

ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヒストリー・オブ・バイオレンス

  • 作者: ジョン・ワグナー, ヴィンス・ロック, 石川 裕人
  • 出版社/メーカー: 小学館プロダクション
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: コミック


ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヒストリー・オブ・バイオレンス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フレイヴァー・オブ・サウンド
  • 発売日: 2006/02/15
  • メディア: CD


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コメント 2

Sis.C

はじめまして。TBさせていただきました。
原作、お読みになったのですねー。私は読んでいませんが映画と原作は主題が違うようですね。そんな状況はまずない、と思いたいですが、自分の最愛の夫にありえないような過去があった、と知ったら自分はどうなるか想像もつきません。そういう意味ではラストと重苦しさはとてもリアルなものだったと思います。
by Sis.C (2006-04-02 01:13) 

本読み

Sis.C さん、はじめまして。
原作は私も読んでないんですが、最近アメリカでもはやりつつあるコミックノベル(うろ覚えですが、アメコミとは別の表現方法)が日本でも翻訳されてます~という情報を流したくて、こちらに紹介してみました。

ブログ拝見いたしましたが、映画お好きなんですね!
的確な批評も感服いたしました。

2月ぐらいにみた「ミュンヘン」では暴力の連鎖は暴力によって続いていく現状(映画からすると未来)がラスト、シニカルに提示されてましたが、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の父子はそれを止めることが可能なのでしょうか?あのラストでは家族皆傷つきながらも連鎖を断ち切るべく協力していくのだろう(いって欲しい)と思いました。
by 本読み (2006-04-02 19:54) 

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