袋小路の男 [読了]
直木賞候補作ということで読んだ「逃亡くそたわけ」がそこそこ面白かったので、こちらも読んでみました。
全体としては登場する男女それぞれの視点からみた2編からなる2部構成。
1部では女子高校生がいきつけのジャズ喫茶で高等遊民的な不良の先輩と出会ってそれから10年以上にもわたる片思い(という名前のなんか他人に依存する存在意義の話みたいな)。2部はその先輩から見て、ともすれば戻ってこれなくなりそうな自分をなんとなく現実世界に引き戻してくれる後輩女子の存在、でも彼女が現実と深く結びつけばつくだけそれだけうっとおしい部分もあるわけで・・というような話。
私は気が短いのでこういう恋愛はよく判りませんが、高校生から喫茶店に入り浸る人間は8割方ダメダメになると思っているので、この展開はまあ仕方ないかなと思いました。(ああ、感想文にもなってません・・・)
2005-10-23 20:23
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